先日、川上に「水源の森」を購入する案が、行政区を異にする川下の町で可決されたという記事が新聞に掲載されていました。森林の持つ機能や意味が再認識され、同じような動きが全国的に拡がっています。自然林を守っていくことはもちろん大事なことですが、危機的な状況の人工林を有する地域においては、森林の保全は、自然林をいかに保護するか・・ということよりも、人工林とどう共生していくか・・ということの方が急を要する課題だと思っています。自然林は強いものだけが生き残った厳しい森です。それに対して、里山は人と共生することで豊かな生命と
森林機能(※1)を育むことを可能とした森です。そして、人工林も又、適切な手入れを行えば、自然林に勝る豊かな生命を育み、森林機能を果たす森なのです。
近くの山の木で家を建てるということは、環境との共生に住まい手が直接参加するという意思の実現に他なりません。私たちは、家族を守ることと同時に、家族を取り巻く環境を守ることに真剣に取り組むときに来ています。
