間取りが決まればデザインが出来上がったと思っている人も少なくありません。もちろんそれらの行為はデザインの要素ではありますがすべてではありません。デザインとは、単に機能や美的造形だけを軸足とする活動ではなく、精神的・物質的に満足できる未来社会や生活のありようを形づくる義務や責任を負った活動であると理解したいものです。
どう生きていくのか?そのためにどんな住まいが必要なのか?構造は鉄?コンクリート?木なら2×4がいいのか?在来工法か?どんな素材で造るのか?誰と創るのか?地域にどんな影響を与えるのか?それが自分にとって何を意味するのか?・・手順を踏まえながら一つ一つ判断することが必要です。デザインは目に見えるカタチを創造する行為であると解するだけでなく、使い方や環境との関係まで含めた総体としての造形活動だと考えるべきでしょう。
